フードコーディネーターの有名人、SHIORIさん
フードコーディネーターの有名人と言えば、『ご存知作ってあげたい彼ごはん』で有名なSHIORIさんです。
彼女もフードコーディネーターの資格を生かして自分の仕事をしている一人です。
「フードコーディネーター養成スクール「祐成陽子クッキングアートセミナー」に入学。セミナー修了後、料理アシスタントを経て独立。通常、独立まで4〜5年はかかる所、1年8ヶ月という異例の早さで独立した。これについては本人も特殊なケースと表現している。主に雑誌やTV等で活躍し、特に『にじいろジーン』(KTV製作フジテレビ系列)で一般に広く注目される。講談社の漫画雑誌『なかよし』にて2009年12月号から2010年12月号まで連載(ただし2010年4月号は休載)された小鷹ナヲの漫画作品『初恋ランチボックス』のアドバイザーも愛称のSHIORI名義で務めている。」
と書いてある。
日本フードコーディネーター協会認定スクール
日本で唯一のフードコーディネーター認定試験を行っているNPO法人日本フードコーディネーター協会では、3級資格試験と同等の内容を履修させるスクールとして認定校制度を取り入れています。
この認定校で規定の科目を履修した日とは資格認定試験を免除して、認定登録を行うとフードコーディネーター3級の資格が得られます。
認定校は北海道の札幌に5校、東北地方は仙台に3校、福島県郡山市に1校、関東では横浜に1校、東京都に8校、栃木県3校、北陸には新潟に3校、石川県金沢市に1校、東海地方は静岡県に1校、愛知県に5校、岐阜県に2校。関西は京都に1校、大阪に3校、兵庫に3校。中国地方は広島に5校、岡山に2校、島根に1校。四国は高知に2校、香川に1校。九州は福岡に3校、宮崎に1校です。
専門学校と短期大学、大学に分かれます。専門学校は赤堀料理学園や江上料理学院のような料理学校などで、短大は戸板女子短期大学や名古屋女子大学短期大学部など、大学は仙台白百合女子大学です。赤堀料理学園は赤堀仕事をしながらも通学できるクラスがあり、専門学校の特色をいかして豊富な現場実習を行っています。戸板女子短期大学は社会人入試もあります。
現在高校生でフードコーディネーターとして仕事をしていきたい人、すでに社会人でキャリアアップを目指している人など自分の通える範囲など実際に無料体験会や説明会に参加してみましょう。
フードコーディネーターの資格認定スクールの選び方
資格認定スクールはフードコーディネーター認定試験を行っているNPO法人日本フードコーディネーター協会が、3級資格試験と同等の内容を履修させるスクールとして認定している学校のことです。
全国の専門学校、短期大学、大学が認定校として登録されています。
日本フードコーディネーター協会のHPにすべての認定校が載っています。
これらのスクールを卒業すれば資格認定試験を受験しなくてもフードコーディネーター3級の資格を得ることができます。
スクール選びのポイントはまず自分がどのような分野で活躍したいと思っているのか明確にすることです。
各スクールではHPもありますし、無料で学校案内などを取り寄せることができます。どのような授業をしているのか、現場実習はどのくらいなのか、調べてみましょう。
もちろん自分が通える距離や社会人の人は講習時間も考えなくてはいけません。各スクールや短期大学では無料説明会や体験会、オープンキャンパスなどを行っています。
いつでも自由に授業を見学させてもらえるところもあります。どんな人が通っているのか、また内容や出席率などをみて満足のいくスクール選びをしましょう。
フードコーディネーターとして卒業生がどのような会社に就職しているのか、また仕事のキャリアアップとしてどのように活躍の範囲が広がったかなど具体的に話を聞けたり、就職のあっせんなども聞けるといいですね。
フードコーディネーター資格試験について
フードコーディネーターは資格を取得しなくても実際に現場で働くことができます。
ただし、資格取得をすることで大きな仕事を任されたり、転職・独立につながる資格でもあります。
現在民間資格であるのでフードコーディネーターになるための勉強を行うスクールに通ったり書籍で学ぶことで資格試験を受けてフードコーディネーターになる人が多いようです。
資格を取るのが目的ではなく、実際に現場で使えなくてはならない仕事だからです。
その認定資格ですが、正式名称は「フードコーディネーター資格認定試験」。
NPO法人日本フードコーディネーター協会が実施しているもので、日本でフードコーディネーターの資格試験としては唯一のものです。
現在は3級と2級の2つのレベルの試験があります。
どちらも年1回実施。3級の合格者は現在15,000人を突破し、2級の合格者は2008年で727人います。受験資格はどちらも満18才以上。3級の試験は毎年10月、2級の試験は1次試験が6月、2次試験が8月にあります。2級はプロへの登竜門で、3級資格認定登録者しか受験することはできません。
試験開催地は3級が札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡。2級は1次が東京、名古屋、大阪、福岡、2次が東京と大阪です。
フードコーディネーター3級資格認定試験について
フードコーディネーター3級資格認定試験はフードコーディネーターとしての入門レベルです。
受験資格は満18才以上。2008年の試験日は10月25日日曜日で受験料は一般10,000円、会員5,000円。
試験内容は「食」に関する幅広い知識で、すべてマークシート方式。具体的には2分野です。
「デザイン・アート・経済・経営」分野は試験時間100分。
「科学・文化」分野も試験時間は100分。
こちらの分野は調理師、栄養士、管理栄養士、製菓衛生師のいずれかの免許を持っている人は免除されます。
試験時間は12:00会場、12:40〜説明、13:00〜14:40デザイン、アート、経済、経営、15:10〜16:50科学・文化です。2科目同時に配布して、100分通しで実施されます。各科目50問前後です。3級の合格率は約80%ぐらいです。
願書はネットからダウンロードするかもしくはFAX、郵便で請求して取り寄せます。受験料は振込みをし、明細をコピーしたもの、たて4.0cm×横3.0cmの写真を1枚、調理師などの免許取得者で「科学・文化」分野の試験免除者はその資格を認定できる免許証のコピーを願書と一緒に日本フードコーディネーター協会の受付係まで郵送します。
合格発表は11月27日で合否に関わらず結果は郵送されます。合格者は認定登録申込書が同封され、認定登録料20,000円を振り込むと2級試験の受験資格が得られます。
フードコーディネーター2級資格認定試験について
フードコーディネーター2級資格は3級合格者で、認定登録をした人だけが受験できます。
フードコーディネーターのアシスタントレベルの知識が要求されます。
2008年の試験日は1次試験は6月28日日曜日、2次試験は1次試験合格者のみで8月30日日曜日でした。
受験料は1次試験は一般10,000円、会員5,000円。2次試験は12,000円です。試験内容は一次試験はマークシート方式で、
レストランプロデュース
食の商品開発
ホスピタリティ&ライフサポート
食のイベント・メディア
です。
それぞれの分野の制限時間は50分ずつ。1次試験の結果は20日後ぐらいに郵送されます。2次試験はあらかじめ選択した専門分野の論述と企画書形式の記述式問題が2問出題されます。
2題で140分。試験は協会公認のテキストに基づいて出題されます。参考テキストは「フードコーディネーター教本改訂増補版」、「プロのためのコーディネーション技法」です。
1次試験は東京、名古屋、大阪、福岡、2次試験は東京、大阪。認定登録料は20,000円。現在は2級までしか試験がありませんが、1級も準備中です。
1級はフード業界でプロとして活動できるレベルで、仕事の規模や質に応じてチームを組み、的確な指示や方向性を示せる能力が求められるということです。
2級取得者が増えてきているので1級の試験が開始されるのももう間もなくでしょう。
資格認定試験を受けるためのスクール〜ヒューマンアカデミー
フードコーディネーターを目指すならできれば専門学校やフードコーディネーター協会の認定校で本格的に学びたいところですが、どうしても仕事の都合がつかないといった理由でフードコーディネーター試験の対応講座を受講するという方法があります。
これはフードコーディネーター3級認定試験合格のために通うスクールです。
例えば全国展開しているヒューマンアカデミーなどが対策講座を開いています。
ヒューマンアカデミーでは「フードコーディネーター養成講座」と「FCAJフードコーディネーター検定/2・3級対策講座」があります。
「フードコーディネーター養成講座」は初心者がフードコーディネーター目指して実践的に学びます。
もちろんフードコーディネーター資格認定試験2級と3級の合格も目指します。実際にフードビジネスで活躍している人が講師として授業をするのでタイムリーで聞きたいことが具体的にわかりそうです。
各種業界セミナーや個別のカウンセリングもありますので、就職・転職に強い見方になりそうです。
もちろんスクールとして実績があるので、全国企業などから仕事情報も集まっています。
150分×41回の102時間で授業料は420,000円。「FCAJフードコーディネーター検定/2・3級対策講座」は公認テキストを使用して重点的に試験対策をします。出題傾向のまとめや模擬試験もあります。
180分×14回の42時間で116,000円。
通信講座もあります。